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石炭価格なお調整余地、生産コスト大幅に上回る=中国発改委
2021年10月29日(金)14時19分
10月29日、中国の国家発展改革委員会(発改委)は、石炭価格にはさらに調整の余地があると表明した。上海市で21日撮影(2021年 ロイター/Aly Song)
[北京 29日 ロイター] - 中国の国家発展改革委員会(発改委)は29日、石炭価格にはさらに調整の余地があると表明した。
発改委は石炭生産者の調査を実施。初期の調査結果で、石炭の生産コストが現在のスポット価格を「大幅に」下回っていることが判明したという。
鄭州商品取引所の一般炭先物は、朝方の取引で一時9.18%急落し、1トン=1000元(156.45ドル)を割り込んだ。直近の価格は975.6元で、10月19日に付けた過去最高値の1982元の半分以下となっている。ただ、年初からは80%超上昇している。
中国政府は電力不足を受けて、火力発電の主燃料である石炭を十分に確保することが急務となっており、石炭価格抑制に向け主要生産地域での増産要請や価格目標の設定などの措置を講じている。
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