ニュース速報

ワールド

モデルナとJ&Jの追加接種、数週間以内に必要なデータ確保へ=ファウチ氏

2021年09月20日(月)19時18分

 9月19日、バイデン米政権のファウチ首席医療顧問(写真)は、モデルナとジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンについて、追加接種を推奨すべきかどうかを決定するのに必要なデータは数週間以内にそろうとの見方を示した。写真は7月の議会公聴会。代表撮影(2021年 ロイター)

[ワシントン 19日 ロイター] - バイデン米政権のファウチ首席医療顧問は19日、モデルナとジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンについて、ブースター(追加)接種を推奨すべきかどうかを決定するのに必要なデータは数週間以内にそろうとの見方を示した。

保健当局者は、最終的には幅広い層に対してブースター接種が推奨されると予想しているが、米食品医薬品局(FDA)が承認を出すまではブースター接種を受けないよう国民に促している。

ファウチ氏はCNNで「(ブースター接種が)推奨される層に自分が入るまで待つことが望ましい」と述べた。

FDAの外部専門家による諮問委員会は17日、65歳以上の人や重症化リスクの高い人について、ファイザーとビオンテックが共同開発したコロナワクチンのブースター接種を行うことを推奨。ただ、幅広い層へのブースター接種は承認に反対するとした。

一方、モデルナとJ&Jのワクチンに関しては、ブースター接種の是非を巡る指針がまだ出されていない。

ファウチ氏はNBCの番組で「判断に必要なデータは数週間以内にそろう」とし「FDAが決定できるよう、われわれは現在、作業を進めているところだ」と説明した。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナに北朝鮮製ミサイル着弾、国連監視団が破片

ワールド

米国務長官とサウジ皇太子、地域の緊急緩和の必要性巡

ビジネス

地政学的緊張、ユーロ圏のインフレにリスクもたらす=

ビジネス

NY外為市場=円急騰、日本当局が介入との見方
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われた、史上初の「ドッグファイト」動画を米軍が公開

  • 4

    メーガン妃の「限定いちごジャム」を贈られた「問題…

  • 5

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 8

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 9

    ナワリヌイ暗殺は「プーチンの命令ではなかった」米…

  • 10

    目の前の子の「お尻」に...! 真剣なバレエの練習中…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 4

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 5

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 6

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 7

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 8

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 9

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 7

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 8

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    「誰かが嘘をついている」――米メディアは大谷翔平の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中