ニュース速報

ワールド

中国、白鶴灘水力発電所を始動 来夏には三峡ダムに次ぐ発電量に

2021年06月28日(月)14時10分

 6月28日、中国国営の中国中央テレビ(CCTV)は、長江上流に位置する白鶴灘水力発電所のタービン2基が28日、発電を開始したと報じた。写真は同発電所の四川省の建設現場にある水力発電施設。2019年5月撮影(2021年 ロイター/Stringer)

[上海 28日 ロイター] - 中国国営の中国中央テレビ(CCTV)は、長江上流に位置する白鶴灘水力発電所のタービン2基が28日、発電を開始したと報じた。

3日間の試運転を経て正式に稼働するという。この発電所は最終的に16基のタービンで構成される見通しで、来年7月の完成時には総発電量が三峡ダムに次いで第2位となる。

白鶴灘水力発電所は中国南西部の雲南省と四川省の境界線に位置し、長江上流の金沙江にある一連のダムの一翼を成す。

建設を手掛けた中国長江三峡集団によると、同発電所のダムの高さは289メートルで、国内でも最大規模かつ難度の高いプロジェクトの1つだが、建設に要した期間はわずか4年。

同プロジェクトはエネルギー消費量の多い東部沿岸地域に電力を供給する国家計画の一部となっているほか、洪水が頻発する夏期に水流制御を強化することも目的としている。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

カナダ雇用者数、4月は9万人増 予想を大幅に上回る

ワールド

イラクのシーア派有力者サドル師、来年議会選での政界

ワールド

UAEがイスラエル首相非難、ガザの戦後支援巡る発言

ビジネス

SUBARU、発行済み株式の3.1%・600億円を
MAGAZINE
特集:岸田のホンネ
特集:岸田のホンネ
2024年5月14日号(5/ 8発売)

金正恩会談、台湾有事、円安・インフレの出口......岸田首相がニューズウィーク単独取材で語った「次の日本」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 2

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 3

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 4

    地下室の排水口の中に、無数の触手を蠢かせる「謎の…

  • 5

    横から見れば裸...英歌手のメットガラ衣装に「カーテ…

  • 6

    ブラッドレー歩兵戦闘車、ロシアT80戦車を撃ち抜く「…

  • 7

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 8

    アメリカでなぜか人気急上昇中のメーガン妃...「ネト…

  • 9

    年金だけに頼ると貧困ライン未満の生活に...進む少子…

  • 10

    「終わりよければ全てよし」...日本の「締めくくりの…

  • 1

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 2

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地ジャンプスーツ」が話題に

  • 3

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋戦争の敗北」を招いた日本社会の大きな弱点とは?

  • 4

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 5

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必…

  • 6

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 7

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 8

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 9

    ウクライナ防空の切り札「機関銃ドローン」、米追加…

  • 10

    日本の10代は「スマホだけ」しか使いこなせない

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 5

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中