ニュース速報

ワールド

米当局、J&J製ワクチンの深刻な副作用巡る追加事例を調査

2021年04月20日(火)07時41分

米保健当局は19日、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンについて、これまでに報告された6例の血栓症以外の深刻な副作用の追加事例について調査していると明らかにした。写真は2020年10月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[19日 ロイター] - 米保健当局は19日、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンについて、これまでに報告された6例の血栓症以外の深刻な副作用の追加事例について調査していると明らかにした。

米疾病対策センター(CDC)と米食品医薬品局(FDA)は13日、J&J製ワクチン接種者のうち6人がまれな血栓症を発症したことを受け、ワクチン使用の一時中止を勧告した。

CDCのロシェル・ワレンスキー所長は、この日の記者会見で「事例が多数に上っていないことは幸いだが、調査を進めている」とし、CDCとFDAは副反応を巡る追加的な報告に関する政府データをモニターしていると述べた。

CDC諮問委員会は23日に会合を開き、深刻な副作用に関するデータを精査し、J&J製のワクチン接種を再開すべきかどうかを決定する。

ワレンスキー所長は、国内でワクチン接種を完了した8400万人中、接種後2週間以上経ってから体調が悪化した人は6000人未満で、そのうち入院した人は約400人、死亡者は約75人だと述べた。入院した人と死亡者の一部は、コロナウイルス感染が原因ではないと説明した。

その上で「これらのワクチンは効果を出している」と語った。

*CDC所長の発言を追加しました

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国人民銀、緩和的金融政策を維持へ 経済リスクに対

ワールド

パキスタン首都で自爆攻撃、12人死亡 北西部の軍学

ビジネス

独ZEW景気期待指数、11月は予想外に低下 現況は

ビジネス

グリーン英中銀委員、賃金減速を歓迎 来年の賃金交渉
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ギザのピラミッドにあると言われていた「失われた入口」がついに発見!? 中には一体何が?
  • 2
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 3
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一撃」は、キケの一言から生まれた
  • 4
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    コロンビアに出現した「謎の球体」はUFOか? 地球外…
  • 7
    「流石にそっくり」...マイケル・ジャクソンを「実の…
  • 8
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 9
    【クイズ】韓国でGoogleマップが機能しない「意外な…
  • 10
    インスタントラーメンが脳に悪影響? 米研究が示す「…
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 9
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 10
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中