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中国主要港、コロナ検査強化で混乱 貯蔵限界で貨物迂回も

2020年07月18日(土)01時17分

7月17日、中国の主要港では、新型コロナウイルス対策として行っている食品検査の影響で施設の貯蔵能力が限界に近づいていると、港湾管理者が今週、業者に通達したことが分かった。写真は5月17日、中国広東省深セン市の港湾施設(2020年 ロイター/Martin Pollard)

[北京 17日 ロイター] - 中国の主要港では、新型コロナウイルス対策として行っている食品検査の影響で施設の貯蔵能力が限界に近づいていると、港湾管理者が今週、業者に通達した。

中国当局は、北京の主要食品市場で新型コロナの集団感染が発生したことを受け、先月から食品検査を強化している。

ドイツの輸送会社ハパックロイドは17日、「輸入コンテナの引き取りに深刻な影響が出ており、特に(広東省)塩田や(浙江省)寧波で大型冷蔵庫のかなり利用されている」と顧客に伝えた。

これまで検査された食品サンプルは20万件以上に上る。ウイルスが検出されたケースはわずかだが、中国側は到着した貨物の大部分について検査を続けている。

海運最大手のマースクも15日、冷蔵庫の電源が不足している問題で深センの塩田港から貨物を迂回させたことを顧客に伝えた。また塩田では、貨物の滞りを理由にコンテナごとに1000ドルの追加料金が課せられるとも指摘した。

ロイター
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