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737MAX認証「必要な時間かける」、米FAA局長が指示

2019年11月16日(土)07時43分

11月15日、米連邦航空局(FAA)のディクソン局長は、墜落事故を受けて運航が停止されているボーイングの「737MAX」機の認証手続きに必要なだけ時間をかけるよう職員に促し、認証はスケジュールなどに左右されないと改めて表明した。写真は9月16日、ワシントン州の空港の737MAX機(2019年 ロイター/Lindsey Wasson)

[ワシントン/シアトル 15日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)のディクソン局長は、墜落事故を受けて運航が停止されているボーイングの「737MAX」機の認証手続きに必要なだけ時間をかけるよう職員に促し、認証はスケジュールなどに左右されないと改めて表明した。

14日付の内部メモとユーチューブに投稿された動画メッセージをロイターが確認した。

ディクソン局長は安全部門のトップに宛てたメモで「データに基づく系統的な分析、安全な運行再開に向けた飛行制御システムと操縦士の訓練の見直しと認証手続きを堅持」するよう促し、「こうした取り組みは暦やスケジュール表に左右されない」と述べた。

動画メッセージでは「実際に自分が飛行し、ためらいなく自分の家族を乗せられると納得できるまで、737MAX機を認証しない」と言明。認証手続きに当たる職員に対しては「迅速な737MAX機の運航再開に向けかなりの圧力が存在することを理解しているが、必要な時間をかけ、安全にのみ焦点を置いてもらいたい」と述べた。

ボーイングは今週、737MAX機の運航が12月半ばに承認され、操縦士の訓練要件が1月に認められるとの見通しを示していた。この日は、FAAや他の規制当局と緊密に協力しているとコメントした。

ロイター
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