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野党6党が麻生財務相の辞任要求、与党ゼロ回答で国会審議拒否
2018年04月19日(木)19時39分
[東京 19日 ロイター] - 野党6党は19日、福田淳一財務次官がセクハラ疑惑で事実上更迭されたことを受け、任命権者である麻生太郎副総理兼財務相の辞任を政府・与党に要求した。これに対し、政府・与党側の対応は実質ゼロ回答で、野党6党は幹事長・書記長会談を開催、当面国会の日程協議に応じないことを確認した。会談後に立憲民主党の福山哲郎幹事長が記者団に明らかにした。国会正常化のめどが立たない状態となっている。
野党6党は19日午前、自民党に対して麻生氏の辞任を要求。これに対して自民党の森山裕国対委員長は同日午後、立憲の辻元清美国対委員長と会い、要求を拒否した。
福山幹事長は「財務省の次官、国税庁長官が不在という異常事態だ。麻生大臣の責任は重く、セクハラ問題の対処についても大きな責任がある。麻生大臣の辞任を強く求める」「国会審議に入れる、環境を整える責任は政府・与党にある」と述べた。
与党はこれまで23日にも加計学園問題で衆参両院の予算委員会を開き、安倍晋三首相の秘書官だった柳瀬唯夫経済産業審議官らを参考人招致する提案を示していた。同委員会に野党側が欠席する場合の対応などが20日協議される予定だ。
(竹本能文※)
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