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仏工場で爆発、現場に頭部切断の遺体とイスラム旗

6月26日、フランス南東部リヨン近郊で午前、イスラム過激派とみられる集団が米ガス会社を襲撃し、ガスコンテナを爆発させる事件が発生した。警察筋によると、1人が死亡し、負傷者も複数出ているという。写真は事件現場に通じる道路を封鎖する警官(2015年 ロイター/Emmanuel Foudrot)
[パリ/サンカンタン・ファラビエ(フランス)/ワシントン 26日 ロイター] - フランス南東部リヨン近郊で26日午前、イスラム教と関連があるとみられる男が、米企業のガス工場を襲撃、工場内のガスタンクが爆発する事件が発生した。現場には頭部が切断された遺体のほか、イスラム教の文言が書かれた旗などが見つかった。
この事件で運送会社に勤務するヤシン・サルヒ容疑者(35)が逮捕されたほか、容疑者の妻や姉妹など数名が拘束された。
検察当局によると、同容疑者が運転する運送用トラックが工場内に突っ込み、それが引き金となりガスタンクが爆発した。容疑者はその後、他のタンクを爆発させようとしているところをその場で取り押さえられた。
現場で発見された遺体は運送会社の幹部(54)で、容疑者は配達員として同社に雇われていたという。また切断された頭部はイスラム教の文言が書かれた2枚の旗で覆われ、工場のフェンスにぶら下げられていた。
犯行声明などは出されておらず、犯行の動機なども不明。
事件があったのは米工業ガス・化学会社エア・プロダクツ
フランスでは今年1月、パリにある週刊紙シャルリエブドの本社などが襲撃され、計17人が死亡している。
*内容を追加して再送します。