世界成長、悪化の公算 中東情勢受け=IMFチーフエコノミスト
IMFのチーフエコノミスト、ピエール・オリビエ・グランシャ氏。昨年10日、ワシントンで撮影(2026年 ロイター/Elizabeth Frantz/File Photo)
[ワシントン 14日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト、ピエール・オリビエ・グランシャ氏は14日、2026年の世界経済成長率について、2.5%の低成長になるというIMFの示した「悪化シナリオ」に向かっている可能性があると述べた。
IMFは同日、中東情勢の展開に応じた3つの成長シナリオを提示した。
最も楽観的な「標準シナリオ」では、イラン紛争が短期間で終結すると想定し、26年の世界成長率(実質GDP伸び率)を3.1%と予測。「悪化シナリオ」では紛争が長期化し、同年の成長率は2.5%に低下すると予想。「深刻シナリオ」では、紛争が長期化かつ深刻化し、成長率は2.0%に落ち込むという見通しを示した。
グランシャ氏は記者会見で、エネルギー供給と価格の混乱が続く状況が長引けば長引くほど、より深刻なシナリオが発生する可能性が高まると述べた。さらに、世界は現在、「標準」と「悪化」シナリオの「中間」にある公算が大きいという認識を示した。





