米政府、予測市場の規制停止求め3州を提訴
ワシントンの米商品先物取引委員会(CFTC)で2020年8月撮影 REUTERS/Andrew Kelly
Jonathan Stempel
[2日 ロイター] - トランプ政権下の商品先物取引委員会(CFTC)は2日、アリゾナ、コネチカット、イリノイの3州の予測市場を規制しようとする動きについて、州の賭博法に抵触する可能性があるとして各州側に動きを停止するよう提訴した。
訴えられたのはアリゾナ州のケイティ・ホブス知事、コネチカット州のネッド・ラモント知事、イリノイ州のジェイ・プリツカー知事と各州の司法長官らで、全員が野党の民主党員だ。
CFTCはカルシやポリマーケット、クリプト・ドット・コムなどの指定契約市場やロビンフッドなどの先物取引業者の「イベント契約」提供をやめさせようとする各州の試みが、全米のスワップ市場を規制する商品先物取引委員会(CFTC)の専属的権限を侵害したと主張している。
各州の規制当局は無許可のスポーツ賭博を提供したことで州の賭博法に違反した疑いがあるとして指定契約市場や先物取引業者に停止命令を送付しており、CFTCがこの命令に対して異議を申し立てた。
イベント契約はスポーツや選挙のようなさまざまな出来事の予測結果に基づいて取引する仕組みだ。今回の訴訟はCFTCが予測市場の運営者を監視しようとする州の賭博規制当局を阻止する目的で起こした初めての訴訟となる。
CFTCのセリグ委員長は声明で、当局が「これらの市場に対する専属的な規制権限を引き続き守り、行き過ぎた州規制当局から市場参加者を防衛する」と述べた。
プリツカー・イリノイ州知事の広報担当者はトランプ政権がイリノイ州の管轄権を避けていると非難し、基本的には消費者保護や監視が存在しない賭博商品に市民をさらしながら利益を第一とする予測市場企業の手先となっていると批判した。
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