イスラエル格付け「A」に据え置き、債務・戦争が見通しに影=フィッチ
3月13日、イスラエルのテルアビブで撮影(2026年 ロイター/タイロン・シウ)
[27日 ロイター] - 格付け会社フィッチは27日、イスラエルの信用格付けを「A」に据え置いた。最近の軍事作戦により、同国に対するイランの脅威が大幅に低下するという見方を示した。
ただ、見通しは引き続き「ネガティブ」とし、公的債務の増加や軍事活動の長期化で、経済成長と財政赤字削減の取り組みが阻害される恐れがあると警告した。
パレスチナ自治区ガザでの停戦合意を受けてS&Pとムーディーズはイスラエルの見通しを「安定的」に引き上げていたが、米国とイスラエルによるイランへの攻撃により、イスラエルの財政赤字に対する懸念が高まっている。
フィッチは「2023年10月以降の戦争は、長年の構造的課題によっても阻害されているイスラエルの潜在成長率に長期的な影響を与える可能性が高い」と指摘した。
原油価格の高騰がイスラエルのインフレに与える影響は限定的だとした。
財政再建や紛争の沈静化を通じて中期的に債務が安定すれば、見通しは安定的に修正される可能性があるとしつつ、経済や財政に実質的な打撃を与えるような紛争の激化があれば、格下げにつながる可能性があると述べた。





