中国の銀行株が上昇、銀行株保有規制の緩和検討と報道
写真は2023年2月、中国・上海で撮影。REUTERS/Aly Song
[上海/香港 27日 ロイター] - 27日の香港株式市場で、中国本土系の銀行株が上昇している。中国規制当局が一部の大口投資家に対する株式保有規制の緩和を検討しているとロイターが報じたことが背景。
関係者によると、国家金融監督管理総局(NFRA)は1月、一部の銀行関係者と会合を開き、規制緩和の可能性について協議。現行の規則では、1投資家が5%以上を保有する主要株主となれる銀行は2行までで、支配的な持ち分を保有できるのは1行に限られている。NFRAは一部の株主が追加で1─2行の主要株主になることを認める方向で検討している。
香港株式市場では、中国工商銀行1.2%上昇。中国建設銀行、中国郵政貯蓄銀行も1%超上昇した。ハンセン本土銀行指数も0.6%高。
シティは顧客向けリポートで、規制緩和は「中国の銀行にとってポジティブな影響」をもたらすと指摘。融資拡大や経営陣の収益・株価向上インセンティブを高めるほか、保険会社など機関投資家の資金流入を促すと分析した。
JPモルガンも、規制緩和は投資家層の拡大につながり、銀行セクター全体にとって追い風になる可能性があるとの見方を示した。
銀行株に投資している中国平安保険は香港市場で0.6%上昇した。同社のトップは決算会見で「規制の支援の下、金融業界などで投資収益のさらなる向上を目指す」と述べた。
同社は平安銀行の支配株主であるため、現行規制下では他行で大株主になることはできない。
JPモルガンは、規制緩和により「平安グループが子会社以外の銀行でも5%超を保有できる可能性がある」と指摘。恩恵を受ける可能性のある銀行として、中国工商銀行、建設銀行、郵政貯蓄銀行、中国招商銀行を挙げた。
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