バークレイズも米利下げ予想後ずれ、中東紛争でインフレリスク
写真は2025年9月、米ワシントンの連邦準備理事会(FRB)で撮影。REUTERS/Ken Cedeno
[13日 ロイター] - 英バークレイズは13日、中東情勢によるインフレリスクの高まりを理由に、米連邦準備理事会(FRB)による今年最初の利下げの予想時期を6月から9月に後ずれさせた。
予想を上回る基調インフレ率と、原油価格に起因する物価上昇加速見通しを踏まえると、今年半ばに利下げを開始できるほどインフレが急速に緩和しているとFRBが確信する可能性は低いとの見解を示した。
今年12月に見込んでいた追加利下げの時期も来年3月に後ずれさせ、年内は25ベーシスポイント(bp)の利下げが1回にとどまると予想した。
バークレイズは予想修正について「個人消費支出(PCE)インフレ見通しの上方修正に加え、イラン情勢に起因するインフレの上振れリスクの高まりを反映したものだ」と説明した。
インフレ鈍化傾向が維持されているとFRB当局者が確信するには、穏やかなコアインフレが数カ月続く必要があると述べた。
また、同社の基本シナリオに対するリスクは依然として「両方向」にあるとし、インフレが長期化すれば利下げ時期が後ずれする一方、失業率が急上昇すれば金融緩和が早まる可能性があると指摘した。
LSEGのデータによると、市場は現在、来年6月までに1回の利下げを予想している。以前は今年末までに2回の利下げを見込んでいた。
ゴールドマン・サックスも12日、FRBの利下げ開始時期の予想を後ずれさせ、9月と12月に0.25%ポイントの利下げが実施されると見込んだ。





