午前の日経平均は反発、前日安の反動 為替介入警戒と綱引き
東京証券取引所で2018年10月撮影(2026年 ロイター/Issei Kato)
Noriyuki Hirata
[東京 27日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比132円46銭高の5万3017円71銭となった。前日の900円超安からの自律反発を期待した買いが入る一方、為替介入への警戒感も根強く、前日終値を挟んで一進一退となる時間帯が長かった。
前日は急速な円高によるショックで急落したが「どんどん円高にならないなら行き過ぎた円安の是正は長期目線ではプラス」(りそなアセットマネジメントの戸田浩司シニアファンドマネージャー)との声が聞かれた。ドル/円は前日の午後3時半時点からほぼ横ばいの154円前半での推移が続いた。
輸出関連はまちまち。輸送用機器がマイナスの一方、機械や電気機器、精密機器は小幅ながらプラスだった。ボラティリティが急拡大した後でもあり「ポジション調整主体の循環物色の様相」(戸田氏)という。
企業決算への思惑は相場を下支えした。前日に決算を発表したファナックは堅調。安川電機はつれ高となった。あすに決算発表を控えるアドバンテストは連日堅調となり上場来高値を更新。1銘柄で日経平均を約170円押し上げた。
TOPIXは0.08%高の3555.32ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆7031億4500万円だった。東証33業種では、値上がりは水産・農林や非鉄金属、卸売など12業種、値下がりは電気・ガスや医薬品、陸運など21業種だった。
東洋エンジニアリングは急反発。金価格の上昇基調が続く中、住友金属鉱山は上場来高値を更新した。日本高純度化学は配当予想引き上げなどが好感されストップ高水準で買い気配となっている。一方、中国外務省が春節(旧正月)連休中の日本への渡航を自粛するよう自国民に呼びかけたと伝わる中、西日本旅客鉄道などインバウンド関連の一角は弱い。前日に決算を発表した日東電工は軟調だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが553銘柄(34%)、値下がりは989銘柄(61%)、変わらずは57銘柄(3%)だった。
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