中国大手銀行、高利回り預金商品を削減 利益率への圧力緩和へ
12月3日 中国商業銀行大手の一部はコスト削減と利益率への圧力緩和に向け、高利回りの5年物大型譲渡性預金(CD)の取り扱いを停止している。写真はICBCのロゴ。2日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[北京 3日 ロイター] - 中国商業銀行大手の一部はコスト削減と利益率への圧力緩和に向け、高利回りの5年物大型譲渡性預金(CD)の取り扱いを停止している。
中国工商銀行 (ICBC)や中国農業銀行などのモバイルアプリによると、これらの銀行は現在、6カ月から3年の短期の大型CDのみを提供している。
短期預金商品の金利は1.2─1.8%程度であるのに対し、5年物の大型CDの金利は2─2.1%程度となっている。
ICBCと農業銀行はロイターのコメント要請にすぐに応じなかった。
中国の銀行は政府から景気減速への対応を求められており、利益率の縮小に苦しんでいる。預金金利を引き下げれば、銀行は貸出金利の引き下げ余地を得ることになる。
公式データによると、中国の商業銀行は銀行の収益性を示す重要な指標である純金利マージン(NIM)が第3・四半期末時点で過去最低の1.42%と、前四半期から横ばいだった。
近年、預金金利の引き下げが相次いでいるものの、家計貯蓄の急激な増加を抑制できておらず、自らセーフティネットを構築する傾向がある同国の消費者に対する利回り低下の副作用への懸念が高まっている。





