米SECがジェフリーズ調査、傘下ファンドの破綻自動車部品メーカー巡る投資で=FT
米証券取引委員会(SEC)が、投資銀行ジェフリーズの調査を進めている。ニューヨーク・マンハッタンにあるジェフリーズ・フィナンシャル・グループのオフィス前で2021年12月撮影(2025年 ロイター/Eduardo Munoz)
[27日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)が、投資銀行ジェフリーズの調査を進めている。ジェフリーズの傘下ファンドが、9月に連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請して経営破綻した修理・交換用自動車部品メーカー、米ファースト・ブランズ・グループへの投資について、ファンドの投資家に十分な情報を提供していたかどうかが焦点だ。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が27日、事情に詳しい情報筋の話として報じた。
ジェフリーズ傘下のファンド「ルーカディア・アセット・マネジメント」が運用するファンド「ポイント・ボニータ」が、ファースト・ブランズ関連の債権を約7億1500万ドル保有していた。FTによると、SECはポイント・ボニータの投資家がこの関係について認識していたかどうかを調べている。
ジェフリーズはファースト・ブランズ破綻後の10月、同社へのエクスポージャーは限定的であり、潜在的な損失は「容易に吸収可能」と表明していた。
ジェフリーズはコメントを差し控えた。SECの報道担当者は「調査の有無についてコメントしない」と回答した。ファースト・ブランズはロイターのコメント要請に応じなかった。
スイスの金融大手UBSは今月、傘下のヘッジファンドであるオコナーが運用する投資ファンドを清算すると発表。このファンドがファースト・ブランズへの投資による損失を被ったのが理由だ。





