米企業設備投資向け新規与信、10月は前年比5％超増 政府閉鎖でも

　米業界団体の設備リース・金融協会（ＥＬＦＡ）が２４日発表した１０月の米企業設備投資向け新規与信（ローン、リース、借入枠）は前年同月比５．７％増加し、政府機関閉鎖がほとんど影響しなかったことが示された。ノースカロライナ州クレイトンにあるキャタピラーの小型ホイールローダー組み立て工場で２０１８年８月撮影(２０２５年　ロイター/Rajesh Singh)

［２４日　ロイター］ - 米業界団体の設備リース・金融協会（ＥＬＦＡ）が２４日発表した１０月の米企業設備投資向け新規与信（ローン、リース、借入枠）は前年同月比５．７％増加し、政府機関閉鎖がほとんど影響しなかったことが示された。

新規与信（季節調整済み）は１０５億ドルで、前月比横ばいだった。

現在のペースが維持されれば、今年の設備投資向け新規与信は２００６年の調査開始以来２番目の強さとなる見通し。

１０月は銀行の新規与信が４８億ドル増加し、過去最大の伸びを記録した。

ＥＬＦＡのリー・ライトル最高経営責任者（ＣＥＯ）は「金利の道筋は依然として不透明だが、われわれの業界の財務は健全で、２６年に力強いスタートを切ることができる状態にある」と述べた。

ＥＬＦＡ傘下のリース＆ファイナンス財団による１１月の信頼感指数は５９．９と、１０月の６０．１からほぼ横ばい。指数は５０を上回ると事業見通しが明るいことを示す。