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シンガポール、米ナスダックとの二重上場促進へ 来年半ば目指す

2025年11月20日(木)14時18分

 11月20日 シンガポール金融管理局(中央銀行、MAS)は19日、企業がシンガポール証券取引所(SGX)と米ナスダック市場で容易に二重上場をできるようにすると発表した。写真は2016年3月、シンガポールの中心業務地区で撮影(2025年 ロイター/Edgar Su)

Jun Yuan Yong Yantoultra Ngui

[シンガポール 19日 ロイター] - シンガポール金融管理局(中央銀行、MAS)は19日、企業がシンガポール証券取引所(SGX)と米ナスダック市場で容易に二重上場をできるようにすると発表した。国内株式市場を強化する広範な取り組みの一環で、2026年半ばの実現を目指す。

MASがSGXと協力して規制の枠組みを整備して目論見書の開示要件を米国の基準にそろえ、発行体企業は両方の市場で単一の上場書類を使用できるようになる。時価総額が少なくとも20億シンガポールドル(15億米ドル)あり、世界展開を目指すアジア企業を対象とする。

SGXは別の声明で、今回の措置により二重上場の手続きが簡素化されると説明した。

コンサルティング大手デロイトによると、シンガポールは25年に入ってからのIPO実績が東南アジアで首位となっており、不動産投資信託(REIT)の上場や市場改革と金利低下が下支えしている。

ロイター
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