米ドアダッシュ、第3四半期利益が予想下回る 経費増響く

2020年12月9日、ドアダッシュの看板。REUTERS/Carlo Allegri

Anshi Sancheti

[５日 ロイター] - 米料理宅配大手ドアダッシュが５日発表した２０２５年第３・四半期決算は、１株利益が０．５５ドルとなり、ＬＳＥＧがまとめたアナリスト予想平均の０．６９ドルを下回った。経費増が響いた。同社はまた２０２６年に新規事業へ数億ドルを追加投資する方針を示した。

売上高は３４億５０００万ドルに増え、アナリスト予想平均の３３億６０００万ドルを上回った。

総経費は前年同期の２６億ドルから約２３％増の３１億９０００万ドルとなった。

流通取引総額（ＧＭＶ）は前年同期比２５％増の２５０億２０００万ドルで、アナリスト予想の２４０億９０００万ドルを超えた。総注文数は同２１％増えた。

ドアダッシュは、ロボット開発企業サーブ・ロボティクス、ピザチェーンのドミノ・ピザ、スーパーマーケットチェーンのクローガーなどとの提携に多額の投資を行っており、ラストマイル配送（顧客への配送プロセスの最終段階）を求める幅広い顧客層に対応するサービスの拡大を目指している。

第４・四半期のＧＭＶ見通しは２８９億─２９５億ドルと、アナリスト予想の２５３億６０００万ドルを上回った。