英で年金引き出し増加、今月の予算案発表で非課税枠縮小観測
英国で年金の引き出しが増えている。リーブス財務相が今月下旬の予算案発表で、財政健全化に向けて増税などの「厳しい選択」をせざるを得ないと述べ、年金での税優遇措置が縮小されるのではないかとの懸念が広がっているためだ。写真は2019年10月、ロンドンで撮影(2025年 ロイター/Hannah McKay)
Naomi Rovnick Iain Withers
[ロンドン 5日 ロイター] - 英国で年金の引き出しが増えている。リーブス財務相が今月下旬の予算案発表で、財政健全化に向けて増税などの「厳しい選択」をせざるを得ないと述べ、年金での税優遇措置が縮小されるのではないかとの懸念が広がっているためだ。
現在、年金資産の最大25%までの引き出しは原則非課税だ。この非課税枠が縮小されるとの観測が、予算案発表前の引き出しにつながっている。
大手運用会社10社中、シュローダーやアバディーンなど6社が、ここ数カ月で非課税枠内で引き出す顧客が増えたと述べ、予算を巡る不安が原因だと指摘した。
昨年、英シンクタンク財政研究所は、非課税の年金引き出しは富裕層に不釣り合いな利益をもたらし、毎年55億ポンドの財政負担になっていると指摘した。
富裕層を主な顧客とするプライベートバンク、アーバスノット・レイサムは、今年、引き出しが急増し、2024年通年と比較して300%増加したとロイターに述べた。
年金引き出しは今年に入って増加傾向にある。金融行動監視機構(FCA)によると、3月までの半年間の引き出し額は前年同期比76%増加した。
英財務省は、年金税制改正の可能性について、コメント要請に応じていない。
保険大手リーガル・アンド・ゼネラル(L&G)のアントニオ・シモエス最高経営責任者(CEO)は先月、年金貯蓄を抑制するような税制変更は「国にとって懸念すべきこと」だとロイターに語った。
フィナンシャル・アドバイザーは、引き出した資金を他の金融商品で運用し、得られた利益は課税されるとして注意を喚起している。
資産管理会社のラスボーンズとエブリン・パートナーズは、引き出しの依頼は増えているが、顧客と一緒に選択肢を検討していると述べた。
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