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中国、ドイツ自動車メーカーに競争面で大きな課題とBMW幹部

2025年11月06日(木)12時39分

新型BMW iX3は、2025年9月5日、ドイツのミュンヘンで開催されるIAAオートショーに先立ち、世界初公開される。ロイター/アンジェリカ・ワームス

Gergely Szakacs

[デブレツェン(ハンガリー) 5日 ロイター] - ドイツの高級車メーカーBMWのハンガリー現地法人トップは5日、中国が独自動車メーカーに「非常に大きな」競争上の課題をもたらしていると述べた。中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は近く、ハンガリーで生産を開始する。

BMWは、ハンガリー東部デブレツェンの工場でEV「iX3」の量産を開始すると発表。アウディとメルセデスベンツに続き、同国進出3社目の独自動車ブランドになると明らかにした。

BMW現法のケムザー会長兼最高経営責任者(CEO)は、アウディとメルセデスベンツの現地責任者との会議で「中国は大変大きな課題だ。中国の複数の自動車メーカーが欧州に進出している事実にも目を向けなければならない」と強調した。

アウディのハンガリー部門のCEOは、西側の自動車メーカーが中国で市場シェアを失う一方で地元ブランドがシェアの3分の2を占めていると指摘。「中国市場は重要なので放棄するわけにいかない」とした上で、「現地市場で新たな戦略を見つける必要がある」と述べた。 メルセデスベンツ現法の幹部は、今後数年で投入される新型車や再設計車で中国市場のシェアを維持する意向を表明した。

ロイター
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