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10月の米自動車販売は減少、EV補助金打ち切りで=市場分析会社

2025年11月05日(水)08時31分

2022年8月、サンフランシスコで撮影。REUTERS/Carlos Barria

Lucia Mutikani

[ワシントン 4日 ロイター] - 市場分析会社オムディアのデータによると、米国の10月のライトビークル(乗用車と小型商用車)販売台数は減少した。連邦政府の補助金打ち切りがバッテリー式電気自動車(EV)需要を減退させた。

販売台数は季節調整済み年率換算で6.5%減の1530万台。EVの調整前販売台数は、9月の9万8289台から7万4897台に減少した。

ネーションワイド・ファイナンシャルのシニアエコノミスト、ベン・エアーズ氏は「10月1日の連邦税額控除終了に伴うEV販売の急減が打撃となった。労働市場への懸念が高まる中、このホリデーシーズンには自動車ショールームから遠ざかる消費者が増えるため、短期的に軟調な見通しとなりそうだ」と語った。

10月の全体的な調整前ライトビークル販売台数は前年同月比4.5%減だった。

オックスフォード・エコノミクスのアソシエイトエコノミスト、グレース・ズウェマー氏は「自動車販売は今後数カ月、逆風に直面するだろう。新車は関税の影響を最も受けるセクターの一つだ。これまでのところ、国内外の自動車メーカーは利益マージンによってコストを吸収してきたが、持続可能なものではない」と述べた。

ロイター
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