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ビンファスト、第3四半期電動二輪車販売が73%増 大気汚染対策追い風

2025年10月23日(木)14時09分

 10月22日、ベトナムの電気自動車(EV)メーカー、ビンファストが発表した第3・四半期の電動二輪車の販売台数は前年同期比73%増の12万台超となった。ベトナム・ハイフォンで2018年11月撮影(2025年 ロイター/Kham)

[ハノイ 22日 ロイター] - ベトナムの電気自動車(EV)メーカー、ビンファストが22日発表した第3・四半期の電動二輪車の販売台数は前年同期比73%増の12万台超となった。ファム・ミン・チン首相が7月、ハノイの大気汚染対策として2026年半ばからガソリン二輪車の乗り入れを禁止する方針を示したことが追い風となった。

第3・四半期の販売台数は同社の上半期の総販売台数を上回った。1─9月の電動スクーターと電動自転車の販売台数は前年同期比489%増の23万4536台。

第3・四半期のEV販売台数は3万8195台、1─9月は11万0362台だった。今年のEV車販売は20万台を目指している。

ロイターは21日、日本政府と一部の大手二輪車メーカーがベトナム政府に対し、ハノイでのガソリン二輪車規制は雇用喪失につながり、46億ドル規模の市場を混乱させる恐れがあると警告したと報じた。ベトナムの二輪車市場はホンダ.が圧倒的なシェアを握っている。

公式データによると、昨年時点でベトナムの人口1億人の80%近くが二輪車を所有しており、世界でも最高水準の所有率となっている。

同社は第3・四半期決算の全容を11月21日に発表する予定。

ロイター
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