ニュース速報
ビジネス

NY外為市場=ドル下落、対中関税巡る懸念再燃 週間では約1年ぶり上昇

2025年10月11日(土)06時03分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。トランプ米大統領が中国に対する関税引き上げを示唆したことを受け、貿易戦争による米経済への影響を巡る懸念が再燃した。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 10日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが下落した。トランプ米大統領が中国に対する関税引き上げを示唆したことを受け、貿易戦争による米経済への影響を巡る懸念が再燃した。

主要通貨に対するドル指数は0.4%安の98.99。それでも週間では、1.66%高と2024年9月以来最大の伸びとなる見込み。

トランプ大統領は10日、対中関税の大幅引き上げを検討していると警告し、月内に予定していた中国の習近平国家主席と会談する「理由はない」と発言。自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「中国がレアアース(希土類)に関連するあらゆる生産要素に輸出規制を課す計画という書簡を世界各国に送っている」と非難した。

マネックスUSA(ワシントン)のトレーディング部門ディレクター、フアン・ペレス氏は「最終的に米経済に多くのマイナス影響をもたらす」と述べた。中国が米国との交渉をより有利に運ぶために報復対応を取る可能性を指摘し、「今後の先行きは不透明」という見方を示した。

トランプ氏の発言を受け、ユーロと円は対ドルで上昇。一方、豪ドルなど資源国通貨は下落した。

ドル/円は0.86%安の151.73円。ただ、週間では2.9%高と、上昇幅は24年9月以来の大きさになる見通し。自民党総裁に選出された高市氏の財政拡張路線を背景に、日銀による利上げ観測は後退している。

ユーロは0.38%高の1.1607ドル。週間では、フランスの政治的混乱を背景に、7月以来最大の下落幅を記録する見通し。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは2.98%安の11万7568ドル。

ドル/円 NY終値 151.15/151.20

始値 152.72

高値 152.75

安値 151.17

ユーロ/ドル NY終値 1.1618/1.1622

始値 1.1571

高値 1.1630

安値 1.1560

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中東紛争4日目、攻撃広がり犠牲増加 作戦数週間規模

ワールド

トランプ氏、スターマー英首相を批判 「イラン攻撃に

ビジネス

ニデック第三者委「永守氏が一部不正容認」、 業績圧

ワールド

米、中東5カ国の大使館職員に退避命令 情勢緊迫で
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプのイラン攻撃
特集:トランプのイラン攻撃
2026年3月10日号(3/ 3発売)

核開発の断念を迫るトランプ政権が攻撃を開始。イランとアメリカの本格戦争は始まるのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医師が語る心優先の健康法
  • 2
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 3
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビザの壁、会社都合の解雇、帰国後も続く苦境
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    少子化に悩む韓国で出生率回復...昨年過去最大の伸び…
  • 6
    「死体を運んでる...」Google Earthで表示される「不…
  • 7
    人気の女性インフルエンサー、「直視できない」すご…
  • 8
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
  • 9
    核合意寸前、米国がイラン攻撃に踏み切った理由
  • 10
    ドバイの空港・ホテルに被害 イランが湾岸諸国に報…
  • 1
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからくりとリスク
  • 2
    村瀬心椛は「トップでなければおかしい」...スノボの謎判定に「怒りの鉄拳」、木俣椋真の1980には「ぼやき」も
  • 3
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 4
    BTS復活...でも、韓国エンタメが「苦境」に陥っている
  • 5
    中国、4隻目の空母は原子力艦か──世界3番目の原子力…
  • 6
    「毎日が人生最後の日」だと思って酒を飲む...84歳医…
  • 7
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 8
    中国で今まで発見されたことがないような恐竜の化石…
  • 9
    「若い連中は私を知らない」...大ヒット映画音楽の作…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中