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米国株式市場=反発、FRB独立性に懸念もエヌビディアなど上昇

2025年08月27日(水)06時19分

米国株式市場は反発して取引を終えた。3月撮影(2025年 ロイター/Shannon Stapleton)

[26日 ロイター] - 米国株式市場は反発して取引を終えた。トランプ米大統領が米連邦準備理事会(FRB)のクック理事を解任すると明らかにしたことを受け、FRBの独立性を巡る懸念が深まったものの、半導体大手エヌビディアや製薬大手イーライリリーへの買いが相場を支えた。

エヌビディアは1.1%高。同社が27日発表する決算は、米中貿易摩擦の中で業績がどのように推移しているかを示すほか、人工知能(AI)関連株上昇の行方も左右する可能性がある。

トランプ大統領は25日、住宅ローン契約を巡る不正疑惑を理由に、FRBのクック理事を解任すると表明。FRBの政治からの独立を巡る懸念が強まった。

これを受けてS&P総合500種先物は一時下落したが、FRBが9月に利下げを開始するとの見通しに変わりはないとの見方から、株価は持ち直した。

USバンク・ウェルス・マネジメントの資本市場調査責任者ビル・メルツ氏は「市場関係者は(FRBの)独立性について懸念を強めている。長期的には真の懸念事項だ」としつつ、「しかし短期的には、今後6─12カ月の金利政策の道筋をどれほど変えるだろうか。今後6─12カ月で金融緩和が行われる兆しは既に示されている」と述べた。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 45418.07 +135.60 +0.30 45236.83 45437.62 45192.29

前営業日終値 45282.47

ナスダック総合 21544.27 +94.98 +0.44 21443.63 21550.93 21389.10

前営業日終値 21449.29

S&P総合500種 6465.94 +26.62 +0.41 6435.49 6468.37 6429.21

前営業日終値 6439.32

ダウ輸送株20種 15863.21 +48.65 +0.31

ダウ公共株15種 1099.16 +3.41 +0.31

フィラデルフィア半導体 5807.92 +51.62 +0.90

VIX指数 14.62 -0.17 -1.15

S&P一般消費財 1875.34 +7.93 +0.42

S&P素材 582.94 +2.40 +0.41

S&P工業 1294.42 +13.21 +1.03

S&P主要消費財 883.77 -4.04 -0.46

S&P金融 891.43 +6.70 +0.76

S&P不動産 263.26 -0.85 -0.32

S&Pエネルギー 670.34 -1.37 -0.20

S&Pヘルスケア 1593.78 +8.73 +0.55

S&P通信サービス 398.33 -1.07 -0.27

S&P情報技術 5261.35 +27.53 +0.53

S&P公益事業 431.29 +0.96 +0.22

NYSE出来高 15.58億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 42515 + 215 大阪比

シカゴ日経先物9月限 円建て 42505 + 205 大阪比

ロイター
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