トムソン・ロイター、第2四半期増収 AI導入がけん引

ニュース・情報サービスのトムソン・ロイターが6日発表した第2・四半期(6月30日まで)決算は増収となった。2013年10月、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Carlo Allegri)
Kenneth Li
[ニューヨーク 6日 ロイター] - ニュース・情報サービスのトムソン・ロイターが6日発表した第2・四半期(6月30日まで)決算は増収となった。税務・会計・法務部門での新たな人工知能(AI)機能の導入が成長をけん引した。
第2・四半期の売上高は前年同期比3%増の17億8000万ドル。ただ、LSEGがまとめたアナリスト予想の17億9000万ドルには届かなかった。
買収や為替変動の影響を除いたオーガニック売上高は7%増。
法務、企業、税務・会計の主要3部門のオーガニック売上高は9%増加し、総売上高の約82%を占めた。ロイターニュース部門のオーガニック売上高は5%増。
調整後1株当たり利益は0.87ドルと、市場予想の0.82ドルを上回った。
スティーブ・ハスカー最高経営責任者(CEO)は声明で「第2・四半期も好調な勢いが継続し、売上高は予想と一致、利益率は予想を若干上回った」と述べた。
ハスカー氏は26年のオーガニック売上高が7─7.5%増加すると引き続き予想しているとした。