アップル、米生産拡大へ1000億ドル追加投資を計画 6日発表

米アップルは6日、国内の生産拡大に向け1000億ドルを追加投資する計画を発表する。2022年1月、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Joshua Roberts)
[ワシントン 6日 ロイター] - 米アップルは6日、国内の生産拡大に向け1000億ドルを追加投資する計画を発表する。アップルは4─6月期に関税コストとして8億ドルを計上しており、米国内に生産をシフトさせ、投資を拡充することで、関税の影響を回避する狙いがあるとみられる。
ホワイトハウスのロジャース報道官は声明で、この日に予定されるアップルとの発表について「米製造業にとって新たな勝利になる。米経済と国家安全保障を守るために重要部品の生産を国内に回帰させる一助となる」と述べた。
アップルは今年2月、今後4年間で米国に5000億ドルを投資すると発表。テキサス州に人工知能(AI)サーバーを生産する工場を建設するほか、国内で研究開発(R&D)を中心に約2万人を新規雇用する内容が盛り込まれていた。
アップルの株価は6日午前の取引で4%超上昇した。