米労働市場おおむね均衡、FRB金利据え置き決定に自信=クリーブランド連銀総裁

米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は1日、7月の雇用統計が予想を下回ったことについて、米連邦準備理事会(FRB)が今週の会合で利下げを決定するべきだったことを意味するものではないと述べた。2013年7月撮影(2025年 ロイター/Jonathan Ernst)
[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のハマック総裁は1日、7月の雇用統計が予想を下回ったことについて、米連邦準備理事会(FRB)が今週の会合で利下げを決定するべきだったことを意味するものではないと述べた。
FRBは今週開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で金利据え置を決定。ハマック氏はブルームバーグテレビのインタビューに対し「今週の決定に自信を持っている」と述べた。
その上で、7月の雇用統計は予想を下回ったものの「全体を見る必要がある」とし、「一歩引いて現況を見ると、労働市場はおおむね均衡状態にある。7月の雇用統計は単月の統計にすぎない」と指摘。インフレ率がなお高水準にあるときは、労働市場の状況を注視することが重要になると述べた。
労働省が朝方発表した7月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は7万3000人増加し、ロイター調査によるエコノミスト予想の11万人増を下回った。