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米国株式市場=上昇、オラクルの見通し受けAI巡る楽観

2025年06月13日(金)06時27分

米国株式市場は上昇して取引を終えた。2021年1月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)

[12日 ロイター] - 米国株式市場は上昇して取引を終えた。ソフトウエア大手オラクルの強気な見通しを受けて人工知能(AI)を巡る楽観的な見方が広がり、中東情勢緊迫化に対する懸念やボーイング株の下落を相殺した。

オラクルは13.3%上昇し過去最高値を更新した。AI関連サービスへの旺盛な需要を背景に通期売上高見通しを上方修正した。

大型ハイテク株のマイクロソフト、エヌビディア、ブロードコムも1%以上上昇した。

B・ライリー・ウェルスのチーフ市場ストラテジスト、アート・ホーガン氏は「オラクルはAI関連の設備投資と、AI革命につながるコンピュート増強の継続的なニーズというモザイクを構成する一角だ。その方向に風が吹けば、マイクロソフトやエヌビディアのような主要プレーヤーも間違いなく追い風を受けることになるだろう」と語った。

インド西部の都市アーメダバードで、242人が搭乗したエア・インディアのボーイング機が離陸直後に市街地に墜落したことを受け、ボーイング株は約5%下落した。

中東情勢の緊迫化も世界市場の重荷となった。

トランプ大統領は11日、中東が「危険な場所になる可能性がある」ため、米国の職員を中東から移動させていると発言、米国はイランの核兵器保有を認めないと述べた。両国の当局者は15日にオマーンで6回目の核協議を行う予定だ。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 42967 +101 +0.2 42737 42970 42606

.62 .85 4 .36 .40 .42

前営業日終値 42865

.77

ナスダック総合 19662 +46. +0.2 19578 19690 19553

.49 61 4 .87 .61 .56

前営業日終値 19615

.88

S&P総合500種 6045. +23. +0.3 6009. 6045. 6003.

26 02 8 90 43 88

前営業日終値 6022.

24

ダウ輸送株20種 14910 -17. -0.1

.55 60 2

ダウ公共株15種 1043. +14. +1.3

19 28 9

フィラデルフィア半導体 5249. +16. +0.3

15 62 2

VIX指数 18.02 +0.7 +4.4

6 0

S&P一般消費財 1720. -7.0 -0.4

47 4 1

S&P素材 556.3 +2.8 +0.5

8 7 2

S&P工業 1214. -2.8 -0.2

88 8 4

S&P主要消費財 903.0 +4.2 +0.4

8 2 7

S&P金融 846.5 +0.5 +0.0

4 1 6

S&P不動産 264.1 +1.4 +0.5

9 0 3

S&Pエネルギー 657.6 +2.6 +0.4

7 6 1

S&Pヘルスケア 1590. +12. +0.8

84 86 2

S&P通信サービス 364.0 -2.1 -0.5

1 5 9

S&P情報技術 4727. +47. +1.0

39 43 1

S&P公益事業 413.5 +5.1 +1.2

4 5 6

NYSE出来高 10.76

億株

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 3831 + 大阪比

0 160

シカゴ日経先物9月限 円建て 3818 + 30 大阪比

0

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