みずほFG、今期純利益6%増の9400億円予想 関税影響は1100億円

5月15日、みずほフィナンシャル・グループは、2026年3月期の連結純利益は前期比6.1%増の9400億円になる見通しだと発表した。写真は2018年8月、都内で撮影(2025年 ロイター/Toru Hanai)
Miho Uranaka
[東京 15日 ロイター] - みずほフィナンシャル・グループは15日、2026年3月期の連結純利益が前期比6.1%増の9400億円になる見通しだと発表した。IBESがまとめたアナリスト11人のコンセンサス予想の平均値は9750億円だった。
みずほFGの木原正裕社長は会見で「当期ベースで1兆円を稼げる形になってきたと自負している」と述べた。今期予想については、実質1兆0500億円を狙えるところ、足元の不確実性を踏まえて9400億円との見通しを出した。
将来の不確実性に備え前期に与信費用を計上した上で、今期予想にも1100億円をマイナス要因として織り込んだ。木原社長は「かなり保守的に見積もった」と話した。
同時に自社株買いも発表した。発行済み株式の1.6%に当たる4000万株・1000億円を上限とする自社株買いを決議した。
1年前倒しで中期経営計画の目標値を達成したことから、2028年3月期末の中期財務目標も公表した。25年3月期に1兆1442億円だった連結業務純益を1.4-1.6兆円程度まで拡大させる見込み。
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