米ネットフリックス、広告付きプラン利用者が9400万人に大幅増

5月14日、米動画配信大手ネットフリックスは、広告付きプランの月間アクティブユーザー数が昨年11月時点の7000万人から9400万人に増加したと発表した。写真はテレビ画面に映し出されたネットフリックスのロゴ。2022年5月撮影(2025年 ロイター/Denis Balibouse)
[14日 ロイター] - 米動画配信大手ネットフリックスは14日、広告付きプランの月間アクティブユーザー数が昨年11月時点の7000万人から9400万人に増加したと発表した。世界的な経済不透明感の中、低価格プランが堅調な支持を得ている形だ。
世界で会員が3億人を超える同社は、全ての配信プラン層で堅調な支出を記録しており、4月には消費者の支出に大きな変化は見られないと説明。米貿易政策の変化による不透明感からストリーミングサービスに対する消費者の裁量支出が減るのではないかという投資家の懸念が和らいだ。
同社は先月、利用可能な国・地域では新規契約者の55%を広告付きプランが占めていると明らかにした。
最も人気のあるコンテンツは、韓国ドラマ「イカゲーム」やスペインドラマ「ペーパー・ハウス」など海外制作が多い。
トランプ米大統領は、国内映画製作促進のため外国映画に100%の関税を課す考えを示し、ネットフリックスなど海外で映画を撮影する企業の見通しは不透明になっている。