EXCLUSIVE-テスラ、中国から「サイバーキャブ」部品の対米出荷検討=関係筋

5月14日、米電気自動車(EV)大手テスラは米中間の関税を巡る一時休戦を受け、自動運転タクシー「サイバーキャブ」(写真)と電動大型トラック「セミ」の生産に必要な部品を今月末から中国から米国へ出荷することを検討している。ロサンゼルスで昨年11月撮影(2025年 ロイター/Daniel Cole)
[上海 14日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは米中間の関税を巡る一時休戦を受け、自動運転タクシー「サイバーキャブ」と電動大型トラック「セミ」の生産に必要な部品を今月末から中国から米国へ出荷することを検討している。関係者が明らかにした。
ただ、トランプ米政権の政策は予測不可能なため、状況は変化する可能性があるとしている。
ロイターは先月、トランプ大統領が中国製品に対する関税を145%に引き上げたことを受け、テスラが両モデルの部品の出荷計画を中断したと報じていた。しかし米国と中国は先週末の交渉で、関税の大部分と他の報復措置を撤回することで合意した。
ロイターのこれまでの報道によると、テスラは10月にサイバーキャブとセミの試験生産を開始し、2026年中の量産を目指している。サイバーキャブはテキサス州で、セミはネバダ州でそれぞれ生産される見込み。