日経平均は3日続伸、米中貿易協議の進展を期待 円安なども好感

5月12日、東京株式市場で日経平均は前営業日比140円93銭高の3万7644円26銭と3日続伸して取引を終えた。写真は4月、都内で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
Fumiya Mizuno
[東京 12日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比140円93銭高の3万7644円26銭と3日続伸して取引を終えた。米中貿易協議の進展への期待感が支援材料となったほか、円安や時間外取引で米株先物が堅調に推移したことが好感された。高値警戒感が広がり一時は伸び悩んだが、好地合いを継続した。
週明けの東京市場は、主力銘柄を中心に幅広く物色された。前週末の米株市場で、米英間の貿易協定合意を受けて米中貿易協議を巡る楽観的な見方が広がった流れを引き継いだ。協議の詳細発表は12日とされ内容を見極めたいムードもあるが、国内でも企業の株主還元の強化など相場を支えやすい材料もあり、堅調な地合いが継続した。
時間外取引で米株先物がしっかりで推移したほか、円安に振れ気味の為替相場も好感された。ドル/円は146円前半まで上昇し、約1カ月ぶり高値を更新。輸出関連株への追い風となった。
一方、テクニカル面では警戒感があり、心理的節目の3万8000円が意識されている。市場では「各種テクニカル指標は買われ過ぎのサインが点灯。前週末までの日経平均で3200円幅となっていることに対して警戒感が強まりそうだ」(野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏)との声が聞かれた。
TOPIXは0.31%高の2742.08ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.32%高の1411.15ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆8542億6400万円だった。
東証33業種では、値上がりは倉庫・運輸関連業、証券・商品先物取引業、海運業など25業種、値下がりは医薬品、サービス業など8業種だった。医薬品は6.48%急落。トランプ米大統領は11日、処方薬の価格を他の高所得国並みに引き下げる大統領令に署名する方針を示した。
個別では、トヨタ自動車、ソニーグループなど主力株に上昇する銘柄が目立った。ファーストリテイリングは軟調、ディー・エヌ・エーは大幅安。日本製鉄もさえない。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.67%高の688.86ポイントと、上昇した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1116銘柄(68%)、値下がりは476銘柄(29%)、変わらずは42銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 37644.26 140.93 37697.28 37,417.39─37,726.44
TOPIX 2742.08 8.59 2745.23 2,724.94─2,747.93
プライム指数 1411.15 4.44 1412.78 1,402.46─1,414.16
スタンダード指数 1299.26 6.55 1294.44 1,293.89─1,300.38
グロース指数 878.30 5.67 875.95 871.48─880.10
グロース250指数 688.86 4.6 687.07 682.93─690.61
東証出来高(万株) 215238 東証売買代金(億円) 48542.64
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