ニュース速報
ビジネス

日経平均は3日続落、一時680円安 米ハイテク株安や円高で

2024年09月05日(木)15時29分

 9月5日 東京株式市場で日経平均は、前営業日比390円52銭安の3万6657円09銭と、3日続落して取引を終えた。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2024年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

Hiroko Hamada

[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比390円52銭安の3万6657円09銭と、3日続落して取引を終えた。前日の米ハイテク株安や為替の円高基調が重しとなり、日経平均は一時680円超安となった。前場には日銀の高田創審議委員の発言を受けてプラス転換する場面もみられたが、買いの勢いは続かず、後場は再び売りが優勢となった。

日経平均は前営業日比511円安と軟調にスタートした後、下げ幅を広げ、688円安の3万6359円23銭で安値を付けた。その後は下げ幅を縮小し、一時プラス圏に浮上して節目の3万7000円を回復した。後場は再び軟調な地合いが続いたが、ドル/円が上昇する局面では下げ幅を縮小するなど、為替にらみの展開が継続。物色動向としては、一部の主力銘柄や半導体株が売られた。

日銀の高田審議委員の金融経済懇談会でのあいさつでは、「8月前半に株式・為替相場の大幅な変動が生じた影響が残存するだけに、当面はその動向を注視し影響を見極める必要がある」との発言が伝わったが、「相場のトレンドを大きく変える動きにはならなかった」(国内運用会社・ポートフォリオマネージャー)との声が聞かれた。

いちよし証券の投資情報部・銘柄情報課課長、及川敬司氏は「今週は米経済指標の公表が集中する上、再来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、神経質なムードはまだ続きそうだ」と話した。日経平均は買い材料が乏しく、上値の重い展開が想定されるという。

一方、米景気懸念がくすぶる中で、「物色動向としては内需関連が選好されやすいのではないか」(及川氏)との声が聞かれた。7月の実質賃金が2カ月連続でプラスとなったことも、小売り関連などの支援材料になるという。

TOPIXは0.48%安の2620.76ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.48%安の1348.76ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は4兆2056億2500万円だった。東証33業種では、倉庫・運輸関連、食料品、陸運など15業種が値上がり。保険、医薬品、海運など18業種は値下がりした。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.74%高の656.58ポイントと、反発した。

個別では、指数寄与度の大きいファーストリテイリングが3%超安。東京エレクトロン、アドバンテストがそれぞれ2%超安、ルネサスエレクトロニクスが3%超安と半導体関連株が軟調だった。

一方、野村総合研究所は2%超高で年初来高値を更新。前日に、日本経済新聞社が日経平均銘柄の定期入れ替えに伴い、同社を新たに採用すると発表したことなどが好感された。

プライム市場の騰落数は、値上がり784銘柄(47%)に対し、値下がりが803銘柄(48%)、変わらずが58銘柄(3%)だった。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米、ホルムズ海峡再開で最後通牒 イランは停戦提案を

ビジネス

Wファーゴ、FRBの年内利下げ予想せず 地政学リス

ワールド

トランプ氏、7日の合意期限「最終的」、イランは「大

ビジネス

サプライチェーン圧力上昇、3月は23年序盤以来の高
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐせ・ワースト1
  • 3
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙の2大テーマでAI懸念を払拭できるか
  • 4
    トランプ、イランに合意期限「米東部時間6日午前10時…
  • 5
    地面にくねくねと伸びる「奇妙な筋」の正体は? 飛行…
  • 6
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 7
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 8
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 9
    イラン戦争は「ハルマゲドンの前兆」か? トランプ…
  • 10
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 4
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引…
  • 5
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 6
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 7
    【銘柄】イラン情勢で一躍脚光の「NEC」 防衛・宇宙…
  • 8
    中国がイラン戦争最大の被害者? 習近平の誤った経…
  • 9
    「高市しぐさ」の問題は「媚び」だけか?...異形の「…
  • 10
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中