ファンドマネージャー、為替ヘッジの期間と規模拡大へ=調査結果
8月7日、米大統領選に伴う予測不可能な動きや市場のボラティリティーへの警戒感から、北米のファンドマネジャーが為替リスクに対するヘッジの期間と規模を拡大する計画であることが調査で明らかになった。ニューヨーク証券取引所で3月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
Laura Matthews
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米大統領選に伴う予測不可能な動きや市場のボラティリティーへの警戒感から、北米のファンドマネジャーが為替リスクに対するヘッジの期間と規模を拡大する計画であることが7日に公表された調査で明らかになった。
調査はミレニアム・グローバルの為替部門ミルテックFXが財務に関する意思決定を行う250人を対象に実施した。
それによると、65%は将来の取引に有利な為替レートを確保することで、為替の変動に対するヘッジ期間を延ばすことを計画している。また34%はヘッジ比率の引き上げを予定している。
ミルテックFXのエリック・ハットマン最高経営責任者(CEO)は「ファンドマネジャーが為替を懸念していることは明らかだ」と指摘。多くが不確実な状況の中で為替のエクスポージャーをより多く、より長く守ろうとしていると述べた。
ファンドマネジャーの約93%がドル高への懸念を表明し、80%以上が今年のリターンがドル高の影響を受けたと答えた。
予想される為替リスクをヘッジするとしたのは79%で、2023年から7%ポイント上昇した。
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