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IEA、今年の石油需要伸び予測を下方修正 OPECと乖離拡大

2024年05月15日(水)18時23分

5月15日、 国際エネルギー機関(IEA)は、2024年の石油需要伸び予測を日量110万バレルとし、14万バレル引き下げた。写真はIEAのロゴ。パリで2023年12月撮影(2024年 ロイター/Sarah Meyssonnier)

Natalie Grover

[ロンドン 15日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は15日、2024年の石油需要伸び予測を日量110万バレルとし、14万バレル引き下げた。先進国の需要低迷が主因としている。

一方、石油輸出国機構(OPEC)は14日に発表した月報で、24年の世界石油需要が前年比で日量225万バレル、25年は日量185万バレルそれぞれ増えるとする従来見通しを据え置いた。

双方の予測に大きな隔たりがあるのは世界的なクリーン燃料への移行ペースに関する見解の相違が一因だ。

IEAの月報によると、石油需要予測の下方修正は産業活動の不振と暖冬に関連。特にディーゼル車のシェアが低下している欧州ですでに軽油消費量が減少しているという。

25年の石油需要の伸びについては日量120万バレルと予測。前回から若干上方修正した。

ロイター
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