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ユーロ圏製造業PMI、4月改定値は45.7に低下 好転見込めず
2024年05月02日(木)18時07分
[ロンドン 2日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた4月のユーロ圏のHCOB製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は45.7と前月の46.1から低下した。
製造業者は価格を引き下げたにもかかわらず需要が落ち込み、再び人員削減を余儀なくされたことが明らかになった。
PMIは22カ月連続で好不況の分かれ目となる50を下回ったが、速報値の45.6から上方修正された。
生産高指数は3月の47.1から47.3に上昇し、速報値と一致した。
ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「何がユーロ圏経済を救うのかは難しい問題だが、はっきりしているのは製造業ではないということだ」と述べ、製造業の低迷は4月も続いていると指摘した。
新規受注指数は前月の46.0から44.1へ低下し、4カ月ぶりの低水準となった。製造業は目先の好転が望めないことが示された。同指数は2022年5月以降50を下回ってる。
製造業者は購買品在庫と完成品在庫を減らし、従業員を11カ月連続で削減した。