ECB当局者、6月利下げを明確に支持 その後の見解の相違続く
欧州中央銀行(ECB)当局者は18日、6月の理事会で利下げ開始が決定されると改めて明確に示した。ただ、その後の動きのほか、金利をどこまで引き下げるかについて見解の相違が続いている。撮影(2024年 ロイター/Wolfgang Rattay)
Balazs Koranyi Francesco Canepa
[フランクフルト/ワシントン/ストックホルム 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)当局者は18日、6月の理事会で利下げ開始が決定されると改めて明確に示した。ただ、その後の動きのほか、金利をどこまで引き下げるかについて見解の相違が続いている。
デギンドスECB副総裁は欧州議会の公聴会で、ECBは6月に利下げを実施する可能性を「非常に明確」に示していると指摘、その後の政策決定については未定であることも明確にしていると述べた。
ビルロワドガロー仏中銀総裁はCNBCに対し、6月の利下げに「極めて大きなコンセンサス」があると言及。タカ派として知られるクノット・オランダ中銀総裁とナーゲル独連銀総裁も6月の利下げに賛同を示している。
ビルロワドガロー氏は7月の理事会も検討から外すべきではないとする、少数だが増加しつつある見解に賛同を表明。「新たな経済予測が発表される四半期ごとの理事会に集中させるべきとは思わない」と語った。
ナーゲル独連銀総裁は、6月に最初の利下げが行われる見込みとした上で、その後は「慎重に」動く可能性があるとし、入手される経済指標に基づいて会合ごとに金利を設定する必要があると強調。国際通貨基金(IMF)・世界銀行の春季会合が開かれているワシントンで、6月の理事会以降の対応は「慎重な滑空飛行」になると述べた。
レーン・フィンランド中銀総裁も「インフレ率が持続的に2%目標に収束し続けると確信できれば、6月には利下げに向け金融政策スタンスを緩和させ始める機が熟する」とし、「これは言うまでもなく、地政学的状況、ひいてはエネルギー価格にさらなる後退がないことを前提としている」とした。
パネッタ・イタリア中銀総裁は、ユーロ圏のインフレ率低下は「進行しており、継続している」とし、ECBは制約水準を検討するとした。
シムカス・リトアニア中銀総裁は、ECBはおそらく複数回にわたり利下げを行うだろうが、現時点では具体的な方針を決める必要はなく、急ぐ必要もないとした。
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