ニュース速報
ビジネス

GM傘下クルーズ、アリゾナ州で人間運転車両による業務再開へ

2024年04月10日(水)09時48分

 4月9日、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)傘下の自動運転車部門クルーズはブログへの投稿で、アリゾナ州フェニックスで人間が運転する少数の車両で事業を再開すると明らかにした。写真はクルーズの車両。サンフランシスコで2017年11月撮影(2024年 ロイター/Elijah Nouvelage)

[9日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)傘下の自動運転車部門クルーズはブログへの投稿で、アリゾナ州フェニックスで人間が運転する少数の車両で事業を再開すると明らかにした。同部門はサンフランシスコで発生した自動運転タクシーが絡む事故を受け、業務を約6カ月停止していた。

クルーズはフェニックスを皮切りに、一部の都市で地図の作成と道路情報の収集を目的に、自動運転システムを作動せずに人間が運転する車両の運行を再開すると説明した。

サンフランシスコでの事故後、同社はカリフォルニア州での営業許可を停止され、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は車両のリコール(回収・無償修理)を命じた。

クルーズは、人間が運転する車両の運行再開は、自動運転タクシー事業の再開に向け、自動運転システムを検証するために非常に重要だとし、今後この取り組みを他の都市にも広げていく方針を示した。

同社によると、ここ数カ月の営業停止中、複雑な環境における広範囲に及ぶ試験を行い、継続的な再訓練と改善を徹底してきた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:アルゼンチン止まらぬ物価高、隣国の町もゴ

ビジネス

アングル:肥満症薬に熱視線、30年代初頭までに世界

ワールド

イスラエル、新休戦案を提示 米大統領が発表 ハマス

ビジネス

米国株式市場=ダウ急反発、574ドル高 インフレ指
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
2024年6月 4日号(5/28発売)

強硬派・ライシ大統領の突然の死はイスラム神権政治と中東の戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「回避」してロシア黒海艦隊に突撃する緊迫の瞬間

  • 2

    ウクライナ「水上ドローン」が、ロシア黒海艦隊の「極超音速ミサイル搭載艇」を撃沈...当局が動画を公開

  • 3

    ヘンリー王子とメーガン妃の「ナイジェリア旅行」...痛すぎる教訓とは?

  • 4

    ロシアT-90戦車を大破させたウクライナ軍ドローン「…

  • 5

    「自閉症をポジティブに語ろう」の風潮はつらい...母…

  • 6

    1日のうち「立つ」と「座る」どっちが多いと健康的?…

  • 7

    テイラー・スウィフトの大胆「肌見せ」ドレス写真...…

  • 8

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 9

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 10

    米女性の「日焼け」の形に、米ネットユーザーが大騒…

  • 1

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像をウクライナが公開...シャベルで応戦するも避けきれず

  • 2

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発」で吹き飛ばされる...ウクライナが動画を公開

  • 3

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「回避」してロシア黒海艦隊に突撃する緊迫の瞬間

  • 4

    中国海軍「ドローン専用空母」が革命的すぎる...ゲー…

  • 5

    ハイマースに次ぐウクライナ軍の強い味方、長射程で…

  • 6

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃…

  • 7

    仕事量も給料も減らさない「週4勤務」移行、アメリカ…

  • 8

    都知事選の候補者は東京の2つの課題から逃げるな

  • 9

    少子化が深刻化しているのは、もしかしてこれも理由?

  • 10

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 4

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 5

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 6

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 7

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 8

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 9

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 10

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像を…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中