ニュース速報
ビジネス

米FTCや複数州、クローガーのアルバートソンズ買収阻止求める訴訟

2024年02月27日(火)07時28分

2月26日、米連邦取引委員会(FTC)とカリフォルニアなど8つの州、首都ワシントンは、スーパーマーケット大手クローガーによる同業アルバートソンズの買収阻止を求める訴訟を起こした。写真はオハイオ州シンシナティで2018年6月撮影(2024年 ロイター/Lisa Baertlein)

David Shepardson Chris Sanders

[ワシントン 26日 ロイター] - 米連邦取引委員会(FTC)とカリフォルニアなど8つの州、首都ワシントンは26日、スーパーマーケット大手クローガーによる同業アルバートソンズの買収阻止を求める訴訟を起こした。

クローガーは246億ドルでアルバートソンズを買収し、米国でウォルマートに次ぐ小売企業となることを目指している。

ただFTCは、この取引が食品価格の上昇をもたらし、多数の消費者が不利益を被ると主張。米議会や消費者団体なども、食品の値上がりや雇用喪失、店舗閉鎖、消費者の選択肢減少などを懸念し、厳しい目を向けている。

米国では過去4年で食品価格が25%も上がっており、今年に入って上昇ペースは鈍化してきたとはいえ、消費者の懸念は強まる一方だ。

バイデン政権も物価抑制に積極的で、値上げにつながる恐れのある大型企業同士の買収には反対の姿勢にある。ホワイトハウスは、FTCなどの提訴発表後、バイデン大統領は大手企業が健全な競争を通じて行動をチェックされる必要があると考えていると改めて説明した。

一方クローガーは、同社が2003年以降一貫して販売価格を引き下げてきた実績を強調し、買収完了後も方針は変わらないと反論している。

アルバートソンズの広報担当者も「FTCが20年前の米食品業界に適用した考え方をそのまま使っていることに失望しており、法廷でわれわれの主張を展開するのを楽しみにしている」と述べた。

訴訟に加わった州はカリフォルニアのほか、アリゾナ、イリノイ、メリーランド、ネバダ、ニューメキシコ、オレゴン、ワイオミング。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ドル34年ぶり155円台、介入警戒感極まる 日銀の

ビジネス

エアバスに偏らず機材調達、ボーイングとの関係変わら

ビジネス

独IFO業況指数、4月は予想上回り3カ月連続改善 

ワールド

イラン大統領、16年ぶりにスリランカ訪問 「関係強
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴らす「おばけタンパク質」の正体とは?

  • 2

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗衣氏への名誉棄損に対する賠償命令

  • 3

    マイナス金利の解除でも、円安が止まらない「当然」の理由...関係者も見落とした「冷徹な市場のルール」

  • 4

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 5

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 6

    ケイティ・ペリーの「尻がまる見え」ドレスに批判殺…

  • 7

    イランのイスラエル攻撃でアラブ諸国がまさかのイス…

  • 8

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    コロナ禍と東京五輪を挟んだ6年ぶりの訪問で、「新し…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 10

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中