ニュース速報
ビジネス

中国証取、クオンツ運用ファンドの売買制限 株売り巡る規則違反で

2024年02月21日(水)12時28分

 2月21日、中国の深セン、上海両証券取引所は、大手クオンツ運用ファンドの寧波霊均投資が取引秩序に関する規則に違反したと指摘し、22日まで3日間売買を制限すると発表した。写真は上海で2020年2月撮影(2024 ロイター/Aly Song)

Jason Xue Summer Zhen

[上海/香港 20日 ロイター] - 中国の深セン、上海両証券取引所は20日、大手クオンツ運用ファンドの寧波霊均投資が取引秩序に関する規則に違反したと指摘し、22日まで3日間売買を制限すると発表した。

霊均が19日序盤に売り注文を出したのと同時に主要株価指標が急落したという。証取は20日の声明で、プログラム売買が取引所のシステムや正常な取引秩序を脅かしてはならないとする規則に違反したと説明した。

証取によると、霊均は午前9時30分から1分間に計25億7000万元(3億5740万ドル)相当の中国A株を売却した。

証取は監視を強化し、超高速取引(HFT)をはじめとするクオンツ運用の分析にも力を入れると表明。こういった取引が「技術や情報、スピードで小口投資家より明らかに有利」で時として市場の変動率を高め得るとした。

霊均は21日、市場への悪影響について謝罪する文書を自社サイトに掲載。中国株について長期的に強気な見方を持っており、ロングポジション(買い持ち)を堅持するとした。

投資会社Tongheng InvestmentのYang Tingwu副総経理は、規制当局が短期ではなく長期投資で利益を上げる運用会社に資金を委ねるべきだと明確に示唆していると指摘。今回の措置によりクオンツ運用ファンドからの解約が加速する可能性があると予想した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国、EU議員団の8年ぶり訪中を歓迎 関係安定化に

ワールド

イスラエル、レバノン南部に緩衝地帯設置へ 国防相表

ワールド

ゴールドマン、26年末の金価格予想を5400ドルに

ワールド

独失業率、3月は6.3%で横ばい 失業者数も変わら
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 5
    アリサ・リュウの自由、アイリーン・グーの重圧
  • 6
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 7
    初の女性カンタベリー大主教が就任...ウィリアム皇太…
  • 8
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 9
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 10
    ビートルズ解散後の波乱...「70年代のポール・マッカ…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 3
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 4
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 5
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 6
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 9
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 10
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中