ニュース速報
ビジネス

GX経済移行へ公募入札1.6兆円、近く市場参加者と協議=関係筋

2023年12月05日(火)12時03分

 12月5日、政府が2024年2月に予定しているGX経済移行債「クライメート・トランジション利付国債」の発行概要が5日、判明した。写真は都内で2011年8月撮影(2023年 ロイター/Yuriko Nakao)

Takaya Yamaguchi

[東京 5日 ロイター] - 政府が2024年2月に予定しているGX経済移行債「クライメート・トランジション利付国債」の発行概要が5日、判明した。初年度となる23年度の公募入札は10年物と5年物で計1兆6000億円とする。近く市場参加者と協議して正式に決める。

初回入札は2月中旬とし、10年物で8000億円を調達する。下旬には5年物を同額発行する。通常の年限債入札との重複を避けるため、月曜や水曜、金曜日の入札も検討する。入札方式は利回り競争入札とする。

10年物GX債を「長期国債」、5年物GX債を「中期国債」と位置付け、国債市場特別参加者(プライマリーディーラー、PD)に落札責任を課す。他の年限債と同様に、PDに対し応札責任も設ける方向だ。複数の関係筋が明らかにした。

次年度以降の発行額は年度ごとに国会での承認が必要となるため、発行頻度やリオープン(銘柄統合発行)をどうするかは24年度予算編成と併せ、今後決定する。発行当局からのコメントは得られていない。

脱炭素化を巡り、政府は今後10年間で150兆円を超える官民投資を想定。国が先行して20兆円規模のGX移行債を発行することで、民間投資を促したい考え。

岸田文雄首相は11月27日の参院予算委員会で「世界初となる国としてのトランジションボンド(移行債)を国際基準に適合するかたちで今年度から発行し、国内外の投資家に積極的な対外発信を行うことでGX投資を力強く後押ししていく」と強調した。

公募入札に先立ち、政府は移行債の国際認証を取得しており、海外投資家による需要も想定する。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

国民会議の有識者メンバー、清家氏など12人内定=城

ビジネス

金融市場に大きな変動、いかなる時も万全の対応とる=

ワールド

米同盟国、ホルムズ海峡船舶護衛に慎重 トランプ氏は

ビジネス

FOMCに影落とすイラン情勢、慎重なタカ派姿勢打ち
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったのか?
  • 3
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 6
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングア…
  • 7
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 8
    幼い子供たちの「おぞましい変化」を克明に記録...「…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中