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NY外為市場=ドル一時147.83円に上昇、指数は小動き

2023年09月09日(土)06時12分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドル/円が一時0.4%高の147.83円を付けた。2022年2月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル/円が一時0.4%高の147.83円を付けた。昨年日本の当局による介入が行われた145円台を上回って推移している。ドル指数はこの日小動きながら週間では8週連続高となった。

鈴木俊一財務相は8日、為替相場が過度に変動する場合には「あらゆる選択肢」を排除せず、適切に対応する考えを改めて示した。

午後の取引では、ドル指数は105.05で横ばい。前日には半年ぶり高値となる105.15をつけていた。週間では0.7%上昇。2014年以来最長となる8週連騰を記録した。

UBSのFXストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は、ドル高が8週間も続くのは異例だが、ドルの上昇は毎週小さくなっていると指摘。「市場はすでにかなりドルを買い持ちにしており、上昇幅は小さい。これ以上のドル急伸は難しいのではないか」と述べた。

ユーロは週間で0.7%安と、8週連続の下落を記録した。終盤は横ばいの1.0699ドルだった。

市場は、米連邦準備理事会(FRB)が11月米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに踏み切る確率は依然として40%以上とみているが、9月は金利据え置きを予想している。

英ポンドは0.1%安の1.2459ドル。週間では1%下落する基調にある。

オンショア人民元は07年12月以来の安値となる7.3510元。オフショア人民元は1ドル=7.3665元と10カ月ぶり安値に沈んだ。

ドル/円 NY終値 147.81/147.82

始値 147.38

高値 147.86

安値 147.30

ユーロ/ドル NY終値 1.0699/1.0702

始値 1.0699

高値 1.0743

安値 1.0695

ロイター
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