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モデルナ、23年コロナワクチン売上最大40億ドルも 商業販売移行で

2023年08月04日(金)08時16分

 米バイオ医薬品大手モデルナは8月3日、新型コロナウイルスワクチンの商業販売移行に伴う今年の売上高が最大40億ドルになるとの見通しを示した。写真は同社のロゴ。2022年5月撮影のイメージ写真(2023年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)

[3日 ロイター] - 米バイオ医薬品大手モデルナは3日、新型コロナウイルスワクチンの商業販売移行に伴う今年の売上高が最大40億ドルになるとの見通しを示した。来年は需要がさらに拡大し、インフルエンザワクチン並みの市場規模になるという。

今年の政府契約からの売上高は40億ドルの見込み。従来50億ドルとしてきたが、10億ドル分は来年に持ち越された。

モデルナとライバルのファイザーは現在、新型コロナのオミクロン株派生型「XBB.1.5」対応ワクチンを政府契約時よりも大幅に高い価格で、秋の接種向けに投入することを目指している。秋の接種期間にモデルナが想定している米国の需要は5000万-1億回分だ。

第2・四半期のモデルナの新型コロナワクチン売上高は前年同期比94%減の2億9300万ドル。それでもリフィニティブのデータに基づくアナリスト予想平均の2億3360万ドルは上回った。

1株当たり純赤字は3.62ドルで、アナリスト予想平均の4.04ドルより小幅にとどまった。

モデルナは新型コロナワクチン売上高の落ち込みを穴埋めするため、同ワクチンと同じメッセンジャーRNA技術を利用したインフルエンザワクチンやRSVウイルスワクチンの臨床試験も進めている。

ロイター
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