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英住宅価格、2年で10%下落も 景気後退要因に=ムーディーズ

2023年06月09日(金)13時52分

 6月8日、格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、英国の住宅価格が今後2年間に10%下落し、住宅市場の落ち込みがさらに深刻化すれば長期の景気後退(リセッション)を誘発する可能性があるとのリポートを発表した。写真は英マンチェスターで2021年8月撮影(2023年 ロイター/Phil Noble)

[ロンドン 8日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは8日、英国の住宅価格が今後2年間に10%下落し、住宅市場の落ち込みがさらに深刻化すれば長期の景気後退(リセッション)を誘発する可能性があるとのリポートを発表した。

リポートは「インフレ高止まりと最近の金利上昇は英住宅市場(格付けAa3、ネガティブ)に調整をもたらすだろう」と述べた。

さらに、住宅価格が21%前後下落すれば経済への影響ははるかに大きくなると指摘。年後半にリセッションに突入し、6四半期にわたり継続するだろう。失業率は2024年末までに6%に達するとみられるが、それでも世界金融危機のピーク時よりは低水準となる」と述べた。

先週公表されたロイターのエコノミスト・不動産アナリスト調査では、住宅価格は今年3%下落し、24年に横ばいになると予想されている。

ロイター
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