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ユーロ圏コアインフレ、燃料価格と共に鈍化へ=レーンECB理事

欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミスト、レーン専務理事は22日、エネルギー価格の下落に合わせてユーロ圏のコアインフレ率も低下するが、賃金の伸びが今年ピークに達することが前提との見方を示した。2019年撮影。(2023年 ロイター/Gary He//File Photo)
[フランクフルト 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のチーフエコノミスト、レーン専務理事は22日、エネルギー価格の下落に合わせてユーロ圏のコアインフレ率も低下するが、賃金の伸びが今年ピークに達することが前提との見方を示した。
エネルギー価格がコアインフレ率に及ぼす間接的な影響などを見れば、コアインフレ率が時間と共に低下することを示唆するデータがあると信じる理由があると指摘した。
「インフレ率が低下しているという事実は、(賃金の伸びが)今年ピークに達したという前提に基づいている」と述べた。
また、市場の動揺は金融政策にほとんど影響を及ぼさず、わずかに影響したとしても見通しが完全に覆されるような可能性は依然として低いと指摘。物事が互いに増幅し合うような事態を常に想定しているが、そのような展開は「現時点でかなりテールシナリオだ」とした。