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データ会社ION攻撃のハッカー集団、身代金受け取り主張

金融データ会社IONトレーディングUKがランサムウエア(身代金要求型ウイルス)攻撃を受けた問題で、犯行声明を出したハッカー集団「ロックビット」は3日、身代金が支払われたと主張した。2017年3月撮影(2023年 ロイター/Kacper Pempel)
[ワシントン 3日 ロイター] - 金融データ会社IONトレーディングUKがランサムウエア(身代金要求型ウイルス)攻撃を受けた問題で、犯行声明を出したハッカー集団「ロックビット」は3日、身代金が支払われたと主張した。金額は明らかにせず、支払いの証拠も示していない。
親会社IONグループは、これについてコメントを拒否した。
ロックビットはロイターとのオンラインチャットで、身代金は「非常に裕福な無名の慈善家」からのものだと明かしたが、詳細な説明を拒んだ。
米連邦捜査局(FBI)からのコメントは得られておらず、英国家サイバーセキュリティーセンターはノーコメントと答えた。
関係者によると、ランサムウエア攻撃は1月31日に始まり、一部のデリバティブ取引に影響が発生。影響を受けたION顧客にはABNアムロ・クリアリングやイタリア銀行大手インテサ・サンパオロが含まれる。