ニュース速報
ビジネス
米AIG、遅れている生保・退職部門IPOは9月目指す=CEO
8月9日、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)のピーター・ザフィーノ最高経営責任者(CEO)は9日のアナリスト向け電話会見で、生命保険・退職事業部門の新規株式公開(IPO)実施が遅れていることについて、予測外の外的要因が起きなければ、規制当局の承認と市場環境次第ではあるものの、今年9月の上場を目指すと表明した。写真はニューヨーク州で2015年3月撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)
[9日 ロイター] - 米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)のピーター・ザフィーノ最高経営責任者(CEO)は9日のアナリスト向け電話会見で、生命保険・退職事業部門の新規株式公開(IPO)実施が遅れていることについて、予測外の外的要因が起きなければ、規制当局の承認と市場環境次第ではあるものの、今年9月の上場を目指すと表明した。
AIGが最初に同部門のIPOの意向を発表したのは2020年。今年3月に当局に上場申請し、当時は6月末までに上場を完了させる計画としていた。5月になるか6月になるかは株式市場の状況や生保・退職分野の同業他社の株式価値などを考慮して決めるとしていた。
同社は今回、8日の時点で、市場のボラティリティーのせいでIPOが遅れていると弁明していた。同事業部門はIPO後は「コアブリッジ・ファイナンシャル」の社名になることが決まっている。
AIGは昨年、同部門の9.9%の株式をプライベート・エクイティのブラックストーン・グループに22億ドルで売却している。