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日経平均は反落、米長期金利上昇が重し ハイテク株安い

2022年04月15日(金)15時39分

 4月15日、東京株式市場で、日経平均は前営業日比78円81銭安の2万7093円19銭と反落して取引を終えた。写真は東京証券取引所。都内で2020年10月に撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で、日経平均は前営業日比78円81銭安の2万7093円19銭と反落して取引を終えた。前日の米国市場で長期金利が上昇しハイテク株が売られ、投資家心理の重しとなった。前日までの2日間で800円超上昇していたこともあり、利益確定や戻り待ちの売りが重しとなった。イースターで海外市場が休場となることから、模様眺めも強まった。

日経平均は200円超安で寄り付いた後も下げ幅を拡大し、一時387円08銭安の2万6784円92銭円まで下落した。売り一巡後は持ち直し一時31円77銭高の2万7203円77銭へとプラスに浮上したが、新たな手掛かりに乏しく、再びマイナス圏に沈んだ。半導体関連株や電子部品といったハイテク株が売られ、指数の重しになった。

好決算を発表したファーストリテイリングなどが買われたが、海外市場の休場で参加者が少ない中、全体では次第に見送りムードとなった。「(指数への寄与度の大きい)ファーストリテイリング株の値動きに伴う先物の動向に左右された」(証券ジャパンの大谷正之投資情報部部長)という。

TOPIXは0.62%安の1896.31ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は2兆0448億0800万円だった。東証33業種のうち、値下がりは精密機器や電気機器、空運業など23業種だった一方、値上がりは保険業や輸送用機器、銀行業など10業種だった。

個別では、東京エレクトロンやTDK、ソフトバンクグループが軟調だった。業績予想の下方修正を発表した良品計画も売られた。一方、三菱UFJフィナンシャル・グループや第一生命ホールディングスといった金融株がしっかりだった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが434銘柄(23%)、値下がりは1350銘柄(73%)、変わらずは55銘柄(2%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 27093.19 -78.81 26932.48 26,784.92─27,203.77

TOPIX 1896.31 -11.74 1890.72 1,881.46─1,902.74

東証出来高(万株) 88006 東証売買代金(億円) 20448.08

ロイター
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