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マイクロソフトのクラウド事業、見通し良好 競合他社の業績にも期待

2022年01月27日(木)17時24分

 米マイクロソフトは25日遅く、企業向けクラウド事業の成長余地が大きいと表明、26日の株価は5%以上値上がりした。ロサンゼルスで2016年6月撮影(2022年 ロイター/Lucy Nicholson)

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 米マイクロソフトは25日遅く、企業向けクラウド事業の成長余地が大きいと表明、26日の株価は5%以上値上がりした。

同社はインテリジェント・クラウド部門の第3・四半期(1─3月)の売上高を187億5000万─190億ドルと予想。リフィニティブがまとめたアナリスト予想は181億5000万ドルだった。

アプタス・キャピタル・アドバイザーズのポートフォリオマネジャー、デービッド・ワグナー氏は「これでハイテク株の地合いが変わり始めるだろう。(マイクロソフトのガイダンスは)堅調で力強いもので、ハイテク企業の収益力に対するウォール街の懸念を緩和できるのではないか」と述べた。

ジェフリーズのアナリスト、ブレント・シル氏は、マイクロソフトのエイミー・フッド最高財務責任者(CFO)がクラウド事業の加速を強調したことで「ナスダックが救われた」と指摘。

マイクロソフトのクラウドサービス「アジュール」は為替変動を除くベースで成長が加速しており、需要が強いため、ライバルのアマゾンやアルファベット傘下のグーグルの決算にも期待が持てるとの見方を示した。

バーンスタインのアナリスト、マーク・モアドラー氏は「投資家が自信を持つと強く感じている。その点は、経営陣のコメントとガイダンスを受けた株価の反発に表れている」と指摘。アジュールの成長予想は、事業の力強さと全てのクラウド事業の成長の持続可能性を裏付けていると述べた。

ロイター
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